2022-08

第2章 認識論

第1節 視覚以外の感覚について

私は音を聞く。では、それはどこから聞こえてくるのかと言えば、風鈴の音は風鈴から、小鳥のさえずりは小鳥のくちばしから聞こえてくる。私たちはそう考えています。これはつまり、音は現実世界で発せられているということです。現実世界とは、私たちが日常生...
第2章 認識論

第2節 感情について

では、感情についてはどうでしょうか。たとえば花の美しさは花そのものに宿っているのでしょうか。それとも、花を見た私の心に芽生えるのでしょうか。これも、私たちはその時々によって無造作に使い分けているように思われます。しかし、どちらがより直感的で...